◆ 広告予算はドブに捨てるためのものではありません。
例えば、検索エンジン広告などからのクリックで、今スグ買う人ばかりを追い求めていたとします。
あなたのネット広告経由からの、WEBサイトのアクセスログを分析してみてください。
まず、90%以上の人がその場で買わずに5~10秒以内に去っていっていないでしょうか?
インターネットでの顧客心理は移り気です。私もそうですが、必ずと言っていいほど、すぐに比較検討します。
いくつもの競合他社を見て回るのは常です。あなたもそうではないでしょうか?
少しでもお得に、少しでも対応の良さそうなところから、少しでも印象の良い所から・・・。
そうでないと損したな、と思ってしまう・・・そんな気持ちです。今や当たり前ですよね。
ならば、いきなり、あなたのWEBサイトから注文や申し込みをする強い理由がない限り、
スグにでも去って行ってしまうというのは想像に難くないと思います。
あなたのWEBサイトに、他よりとっても魅力的なオファーがあったり、
惹きつける何かがあれば別ですが、そうでもなければ・・・(泣)
どこかに行ってしまって、そうそう戻ってきてくれはしません。
もし、せっかく来てくれたアクセスは他社に流れるための興味付けになってしまっていたとしたら、
とても悲しいどころではなく、ビジネスとしての損失に他なりません。
だからといって、どこよりも安い価格、値下げ競争だけで釘付けにしようとしますか?
それだけでは、値下げのスパイラルに入るばかりで、いつまでも利益率が上がりません。
それが興味付けのための利益度外視の商品(フロントエンド)ならまだしもですが。
フロントエンド商品でもスグに購入してくれたら、他社に流れる前にお客様の情報が得られます。
さらに、無料の小冊子やモニターという切り口なら、もっと敷居が低く集められます。
確かに、これではスグに利益にはなりません。それなりの先行投資になります。
ですが、この戦法できっちりと見込み客をファン化させていく段階的アプローチをしたならば、
ある一定の確率で、その見込み客は優良見込み客へと成長させることが出来ます。
さらに、リピート率や継続率、顧客単価の高い優良顧客に成長させていった先の、
そのお客様が御社にとってどれだけの生涯価値になるか、計り知れません。
目先だけを追い求めていたら、いつまでも目先だけを追い求めるラットレースにハマってしまうでしょう。
そんなことになってしまわないよう、上記の視点と実践は忘れずに続けていただきたいと思います。