
会社の事業拡大で、M&Aを積極的に行っている会社も多いだろう。 近年、会社に関する考え方も変わり、効率よく経営資源を入手できるということで、成長戦略の実現のためのM&Aが昔に比べ積極的に行われるようになってきた。 一方で、元々は社風も企業文化も異なる別の会社である。統合には、一筋縄ではいかない部分もある。 また、経営者も社風など「気づきやすい」ところには目を向けるが、問題になりやすいのは、気づきにくいところだという。 「意図的に気づかないようにしていたのではないか?」と思わされるケースもある。どういうことかを、日本最大級の社労士事務所である大槻経営労務管理事務所の代表社員、大槻智之氏に寄稿いただいた。